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PSE法(電気用品安全法)が奪う!? 中古楽器店の思い出

廃業する中古店も 広がるPSE法の波紋、集会で訴え(ITmedia News)
『電気用品安全法』で中古ゲーム機もアンプも買えなくなる!?(Ameba キャリア)

上記の記事に目を通した。対象となる電気用品の種類は、上記の記事の一つに目を通すと、平易に言えば以下のようになる。

4月1日より本格施行となる、『電気用品安全法』。法で定めた安全基準を満たした電化製品に『PSEマーク』を付けて製造・販売するよう義務づけるという法律だ。これにより、2001年以前に製造された冷蔵庫、洗濯機、オーディオ機器やゲーム機などの電化製品は、PSEマークがついていないものすべてについて販売できなくなってしまう。(中略)アンプやシンセサイザー、電源内蔵型ゲーム機など259品目は、今年3月31日に猶予期間が終了する。

しかし、ここでは主に記事のテーマとして採りあげられた中古楽器に絞って書いてみることにする。

資格や免許等の規制同様、国の定める○○マークというものは得てして、「(資格を持ったなら)責任は(国ではなく資格保持者が)取れ、手柄は俺のモノ」的(cf.映画『プロジェクトA』、「手柄はくれてやる、責任は俺が取る!」)な押し付けを大衆に強いているように見える。

同法の適用により、4月1日以降は対象商品をPSEマークなしで販売すれば販売者は罰せられるのだから、せめてPSEマークを付けていて事故が起こった際には国側は単なる免責などではなく、被害者への補償を約束して欲しいものである。

ところで、"中古楽器"と言って思い出すのは、私は中学から大学時代にかけて周囲の流行に便乗してバンドなぞを組んでいた時代のことである。印象強い中古楽器店と言えばやはり石橋楽器店をおいて他にはなく、新宿店に限って言えば、「ヤマハ・ポピュラー・ミュージック・スクール」が開講していた頃に足繁く通ったものだし、お茶の水店はまさに「神田カルチェラタン」ではないが、先の石橋楽器店やシモクラセカンドハンズで、学ラン姿で「いつか買うぞ!」と固く思っていたソルダーノの真空管アンプや、アレシスの「Alesis QuadraVerb2」を前に硬直しつつ、音楽講師よろしく売場担当のお兄さんがかき鳴らすメタラーなフィルインに見とれていた若かりし頃を思い出す。大学に進学したことで趣味のレパートリーが広がったり、就職活動を迎えるにあたり時間や経済的余裕が思うように取れなくなって急速に終息していった僕の中の音楽熱は、ずっと憧れていたスティーヴ・ルカサーモデルのヴァレイアーツのギターを購入したのち、まるでバブルがはじけたかのように燃え尽きることになるのだった――。結局それら憧れの中古楽器(音響機器)たちは、二度と私は手に入れる機会を得ぬまま今に至るのであった。

確かに法律は大切なものである。しかし大切なモノは他にもある。願わくばこの法律は、私たちを守るためのものであって、決して縛り付けるものにならないことを祈りたい。

カテゴリー:ニュース時評

投稿者 cyberpoet : 2006年03月11日 23:01

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