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「ホワイトバンドはアフリカを救ったか」(Newsweek)を読んで

※同じ記事をmixiの方でも書いてしまっているが、次のエントリーに関係する内容が含まれているためログを残しておきます。

最新号のNewsweekの特集は「ホワイトバンドはアフリカを救ったか」であった。

このホワイトバンドについては、以前に自分のブログでも話題に出したことがあった。

「ほっとけない 世界のまずしさの"ホワイトバンド"」は、なぜ怪しまれるのか?

否定派の出典元を多く紹介したからか、マイナスのイメージで捉えているように思われたかもしれないが、個人的には、ホワイトバンドは(ああいうオシャレちっくなアクセは身に付けるタイプの人間ではないので、)結局買わず終いに終わっているくらいで、実はほとんど興味を持たなかったので詳しいことは知らない(汗)。

ただ、当時話題に上がったサニーサイドアップ社側の見解に倣い、アフリカなど普段あまり気にすることのない世界情勢にも少しは興味を持つようになったきっかけにはなったかもしれない。

cf.
Yahoo!Japan 海外トピックス
外務省 G7 / G8 -特にアフリカにおける飢餓に対する行動-
クーリエ・ジャポン バックナンバー
ロイター > ワールド

Newsweekの中ほどには、当のサニーサイドアップの次原社長の言葉が掲載されている。
多くの意見が広報活動(テレビCM等)に芸能人やセレブを起用したことに批判の矢が向いている(賛成派もいるが)。個人的に言えば公共広告機構のCMなんて昔から好きである。「ホワイトバンドの収益は当社の売り上げにはなりません」「出演者はもちろん全員ノーギャラです」と次原社長は言う。

私がブログで採り上げた当時も、販売価格300円の内訳のうち、直接支援には1円も使われていないという事実を槍玉に上げた人が多かったが、実行委員会もサニーサイドアップ側も売り上げの一部が寄付される仕組みでない旨(cf.「アドボカシー」)を元々謳っている。

でも、記事を読み進める内に、論点がそこに集中するのは筋違いかとも思えてきた。論点はそんな部分ではない。先進国を名乗るのなら、民度の低さが露呈するような議論はお互い避けたいものである。

「直接支援にならない不毛な論議」を交わしている間にも、アフリカでは3秒に1人、貧困のために命を落とす子供がいて、その数は減ることがない。また、こうしている間にも国を代表するような人が、私利私欲のために国のお金を使い込んでいるかもしれないのである。

正直自分も、アフリカの現状を知らないで言っている。また、目の前の問題もあるかとは思うが、アフリカの貧困問題にだけ視点を移しても解決しない部分も多い。"アフリカ"と一口に言っても当たり前だが大陸の名前だし、一つの国を指しているわけではない。サハラ以北と以南では政治・経済や文化も全く違う。自給社会をつくり上げるまでは本誌でも書かれているように、「絶えず支援を必要とする、無力で希望のない大陸というアフリカのイメージを定着させただけ。アフリカ人の自助努力を見くびり、自信を低下させた」だけで、このまま政治的に変わらないようでは無政府主義も台頭し、テロや内紛は絶えないことだろう。

未知のアフリカには世界遺産や遺跡が多くある。何よりも真の大自然がある。ピカソやアポリネール、レーモン・ルーセル、ジャコメッティやブランクーシの表現したアフリカ――、大変魅力的な国々が多い。自分もいつかこの目でそれを見てみたいなとも思った。

カテゴリー:書評

投稿者 cyberpoet : 2006年03月25日 23:32

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