みなとみらい線開通一周年
今日で、みなとみらい線が開通一周年だそうである。個人的には、「もう一年経つのか?」と時の流れの速さに驚いている。仕事で横浜周辺に行くとき、横浜駅でJRから東横線に乗り換えるのに、今まで通り階段を上がってしまうということを何度もしてしまっていた。それほどみなとみらい線が開通してからの横浜駅は変わった。
当初は、桜木町の駅前の雰囲気が好きで、あのランドマークタワーが建設された当時、私は高校生であったが、オープン2日目にはクラスの友人を誘って見に行ったものだった。当時はタピオカなんかを珍しく思い、お土産に買っていったものだった。そんな桜木町駅に東横線は通らなくなった。もちろん、従来通り、京浜東北線や横浜市営地下鉄線は走っているが、それはそれで一抹の淋しさも覚えたものだ。
しかし、みなとみらい線が通り、横浜駅からみなとみらい21地区の中心地に新設されたみなとみらい駅を経由し、馬車道駅、終点の元町・中華街駅まで線路が伸びたことは、大変画期的なことだとも思った。
私が以前読んだ本に、『イベント創造の時代 自治体と市民によるアートマネージメント』というものがあった。著者は横浜市の職員で、今まで関わってきた横浜市のプロジェクトについてを本書の中で多く紹介している。本書が発売されたのが2001年なので、それ以前のことまでしか書かれていないが、まるで今の横浜市が、みなとみらい線の開通までをも視野に入れていたかのような、文化と商業の複合を目指し突き進んできたような歴史があることを想像させる。
外国からの玄関としての港につくられたみなとみらい21地区。そこにはパシフィコ横浜もあれば、横浜ワールドポーターズもある。もちろん、ランドマークタワーや横浜美術館もあるが、みなとみらい駅ができてからは地下出口を出れば目の前だ。また、ロフトスペースを活用した赤れんが倉庫も見事に今風の複合施設として復活を遂げている。少し歩けば馬車道駅や日本大通り駅で、横浜の古い歴史や史跡に巡りあい、元町・中華街で食事もできる。何もない土地に一から鍬入れをして区画整備をし、確固とした都市や産業を築き上げた後、交通網の整備をし、そこへ人の流れを作ってゆく。
「日本を含め世界十数カ国約百画廊から約3000点の現代美術作品が展示される日本初の国際アートフェア」NICAF、すなわち国際コンテンポラリーアートフェスティバル(International Contemporary Art Festival, Japan)の記念すべき第1回開催は横浜であった。
そして今年、2005年は4年に一度の現代美術のイベント、「横浜トリエンナーレ2005」の開催が迫っている。
89年の市政100周年を記念して行われたという「YES'89 横浜博覧会」以降、美術に限らず、古くは本牧ジャズ祭や横濱ジャズプロムナードをはじめとする音楽(JAZZ)、映画、演劇、ダンスと文化的な催しが多い。これも多くの群集を誘致するという目的では的を得たものと言えるかもしれないが、とにかく規模が大きいし、定期的に行い、しかも成功させてゆくには並大抵の企画力では無理である。イベントに携わった方々の思いに胸を打たれる。
みなとみらい線開通一周年を機に、YOKOHAMAのさらなる飛躍に期待したい。
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