ゲーム音楽とクラシック音楽の関係 ~カヴァレリア・ルスティカーナについて~
幕張で開かれている「東京ゲームショー2002」が日曜日で終わるようである。この手の催しには一度も行ったことがない。
小学校を卒業した年の春に、舞浜の東京ベイNKホールか何かにドラクエのイベントで行ったきりだ。
私はその昔はゲームやゲームミュージックが好きな時期があった。PS2以降は、情けないながら買ってしまうとハマってしまい、人生を棒に振る恐れがあったため恐くて買えなかったものである(笑)。
そのドラクエで思い出すのが、当時私もレコードやカセットテープを大量に買ってしまったクチなのだが、音楽を担当したすぎやまこういち氏だろうか。氏はJASRAC(日本音楽著作権協会)の役員も務めている。
ヒットした代表作「亜麻色の髪の乙女」や、ピーナッツの「恋のフーガ」、ガロの「学生街の喫茶店」、アニメ「イデオン」のエンディングテーマ「コスモスを君に」の曲などの中にドラクエ音楽の源流が見えるか分からないが、牧野アンナの歌った、ドラクエ2のパスワード入力時の「LOVE SONG 探して」や、週刊ジャンプの綴じ込み「ファミコン神拳」か何かに出たドラクエ2のエンディングテーマ「この道わが旅」の歌詞などには、幼心にある衝撃を受けたものだった。
他にも小学校から中学時代くらいまで聴いていた日本ファルコムの音楽や古代祐三、ウルティマの後藤次利、元VOW WOWのkey.厚見玲衣や、プログレ界の難波弘之(key.)など、とにかく私の小学校当時はゲーム雑誌「BEEP」の付録としてソノシートが付いてくるほど、ゲームミュージックというものが熱いモノであった。
その中でヒットした多くのゲームミュージックの形態が、オリジナルの電子音よりも、きちんとオーケストレイションされたものであった。元来私はクラシック音楽というものをあまり聴いたことがなく、強いて言うなら学校の音楽の授業の中くらいであった。
ただ、一緒にすると不快に感じる人もいるかもしれないが、私には何となくゲームミュージックの影響で、クラシック音楽の好みが決まることがまれにあった。
昨今、岩波書店などを筆頭に文庫や新書などが人気で、過去の絶版本の復刻などが目立つ。その昔、マスカーニ作曲の「カヴァレリア・ルスティカーナ」という曲を好きになったことがあった。これは近代イタリア文学作家、ジョヴァンニ・ヴェルガの同名作品(岩波文庫)があり、マスカーニがそれを原作として書いたオペラ曲だった。
その曲からスタートして、ありがちなゲームのストーリーと、それに合うような音楽の選曲を試みたことがあったので、そのときピックアップした曲を以下に列挙しようと思う。いろいろ突っ込みたい人もいるでしょうが、どうかお許しを……。
ゲーム・タイトル:「カヴァレリア幻想奇譚 ~ルスティカーナの美少女~(仮称)」(※舞台は中世の架空の国や都市。いつだってこのモチーフは廃れない……。)
1、オープニング(あらすじが縦スクロールで上から下に流れてフェイドアウト、行書体)
例:「戦乱の世、人々は相次ぐ天災による作物の不足に窮乏を呈していた――」等。2、ルスティカーナ村~主人公が謎の少女と出会う。
3、回想シーン?~主人公と謎の少女が結婚の儀を交わしている。新国王として国民の歓声を受けている。体中をつたう異様な汗に目を覚ます。不吉な予感を感じてか、悪夢にうなされて目覚める。
「交響曲第3番~第3楽章」/ブラームス
4、村が焼かれた!~逃げ惑う村人たち、何者かが気絶した主人公を地下壕へ運ぶ。
「スラヴ舞曲 第10番」/ドヴォルザーク
5、決意!~何もなくなった村で一人墓を立ててまわる主人公、人知では計り知れない惨劇の跡。異世界の存在を感じとる。突然、右脳を襲った激痛。過去の惨劇が脳裏をよぎる!
「ソルヴェイグの歌」/グリーグ
6、旅立ち(草原)~育ての両親を失った主人公と謎の少女。懐かしい匂いのする?未知の土地へ出発。
「愛の悲しみ」/クライスラー
7、カヴァレリア城~"謁見の間"にて国王と対面。
「オーボエ協奏曲」/アルビノーニ
8、臨時戴冠式~孤児の?主人公に数奇な運命が訪れる。"真実を知る者"とは誰なのか……?
「G線上のアリア」/バッハ
9、神殿~勇者転身の儀を交わす。カヴァレリア国の地に古くから伝わる伝説の勇者の話を聞かされる。
「精霊の踊り」/グルック
10、謀略~長きに渡る隣国との政治的軋轢からついに交渉は決裂!歴史に残る大戦争へ!
「交響曲第9番 ニ短調 第2楽章 作品125 モルト・ヴィヴァーチェ」/ベートーヴェン
11、鎮魂歌(レクイエム)~絶大な国力をつけた隣国の政治的背景に、隣国国王の召還魔術の儀式があったことを知る!国王に騙された絶体絶命の主人公をかばい、悪魔と相死にする少女の兄(途中で仲間)。
「夢のあとに」/フォーレ
12、エンディング~村で少女の兄のために墓を立て花を添える主人公。自分が誰なのかを知るため、少女と新たなる冒険へ旅立つ。謎の少女が実は、自国の王女だったことが判明する。
「カヴァレリア・ルスティカーナ 間奏曲」/マスカーニ
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