麻布十番納涼祭りのエピソードエトセトラ
■麻布十番商店街ホームページ
http://www.azabujuban.or.jp/
8月23日(金)から25日(日)まで、毎年恒例のお祭りがあった。私は行ってはいないのだが、今日が最終日である。たまたま通ったという姉が、豆源の豆菓子を買ってきていた。これはよく、仕事で外出中に麻布に行くと、社内へのおやつのお土産としてときどき買っていっていたりもしたものだ。
期間中、上司がその辺に用事があり、行ったらすごい混みようだったと業連電話で言うので、ゆっくり焼鳥なりモツ煮込みなりタイ焼きでも堪能してから帰社してはいかがでしょう?と提案した。
私が行ったのはいつだったろう?学生の頃は、よくお祭りとか縁日の雰囲気が好きで、商店街の小さなお祭りをはじめ、靖国神社のみたま祭りとか、浅草の三社祭とかに足を運んだものだった。
提灯の薄暗い明かりが夜の闇に溶け込む様子、小さな子供たちのざわめき、金魚すくいなどの露店から聞こえる発電機のモータ音や水臭いにおい、極普通の人が感じるのとおそらく同様の「異世界感」が私も好きであった。
私が以前、麻布十番祭りに行ったのは確か社会人1年目の夏だから、もうかれこれ4年経つ。
当時は派遣スタッフとして某企業で働いていて、仲間の派遣スタッフを誘って行ったものだった。学生時代の女友達を誘ってみたところ、彼女はレースクィーンの仕事をしているということで驚いたことがあった。事務所の友人も連れて来てもらい、4人でお祭りに行った。
現在の麻布は、隣町六本木6丁目などとともに、あの森ビル再開発計画の一環として、六本木ヒルズや元麻布ヒルズの建設が進んでいるところである。昔から「芸能人を見かける」「ドラマの舞台になった」とか、何かと高級住宅&オフィス街のイメージが強いこの近辺。一方で平安時代、空海が関東一円に真言宗を伝えるために今の麻布に開祖し、その流れを受けて今の善福寺が建立されたようで、古いものと新しいものが混在する街というイメージがある。それでいて同時に大使館や公園なども近くに点在し、閑静な住宅街というイメージもあります。
麻布商店街のお店の店長さんと当時話したことだが(これは本当の話かどうか分からないですが)――、
今の大江戸線が開通するまで、麻布十番というと私の場合、日比谷線六本木駅から歩いて行くことが多かった。したがって、余程用事があるとか目的がないとなかなか行くというようなことはなかった。
店員さん曰く、本来日比谷線は六本木ではなく、「麻布十番」を通るべきだったという。地形的に見ても、六本木だとわざわざ周って行くような経路となるそうである。ここに政治的背景があったかどうかは分からないが、とにかく今になって念願の線路が通って商店街が盛り上がって良かったと思う。しかし代官山などでも言えることだが、昔から住む住民たちにとっては、全く違う感性を持った他者(マンションなどに入る有産階級の人、観光や遊びに来る人)が、どんどん土足で入ってくるような感覚がある人も中にはきっといることだろうと想像した。だからタバコの投げ捨てなんかで、きれいな麻布の街並みが汚されないことを心より願いたいと思った。
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